研究内容

扱っている研究テーマ

通信機能を備えたさまざまなモノを接続し、モノとモノ、ヒトとヒト、ヒトとモノとの間で、 自律的に情報のやり取りを実現するというIoT (Internet of Things) およびその周辺技術の開発が加速しています。 IoT技術をシステムの一部として利用することによって、環境モニタリング、 防犯・防災、ホームネットワーク、スマートグリッド向けスマートメータリングなど さまざまな分野への応用が期待されます。このように、 情報通信技術は情報インフラとしてではなくシステムの一機能として扱われるように なってきており、アプリケーションシステムに応じた通信システムを提供することが 求められます。

当研究室では、人間の生活や心を豊かにするための、情報通信の基礎技術とその応用について、 IoTを用いたシステムの開発・構築、無線センサネットワークの高度化に関する研究を行っています。 特に、「IoTを用いた環境モニタリングシステム」「IoTを用いた感情推定システム」 「無線センサネットワークの設計」「IoT を用いた屋内位置推定」 「照明光通信の高度化」について研究しています。

  • IoTを用いた環境データモニタリングシステムに関する研究では、 環境データ取得センサの開発、 環境データ収集システムの構築、収集データの解析・環境状況の把握などを行う システムを構築しています。
  • IoTを用いた感情推定システムに関する研究では、 人間の知覚に関わる室内環境データを取得するセンサの開発、 室内環境・生体データ収集システムの構築、収集データの解析により、 室内環境センサデータのみ用いて覚醒度、ストレス度、快・不快度を推定・把握するシステムを構築しています。
  • IoT を用いた屋内位置推定では、統計モデルや機械学習を用いて、 Bluetoothビーコンの電波強度から室内の人(端末)の位置を推定するシステムを開発しています。
  • 無線センサネットワークの設計に関する研究では、 IoTを用いたプリケーションシステムからの 要求に応じた通信性能を提供には、どのような無線センサネットワークを設計を設計すればよいのか、 などについて検討してます。
  • 照明光通信の高度化に関する研究では、LED照明や電力線など家に備わっている設備に通信機能をもたせるようなネットワークを作り、そのようなネットワークの情報伝送速度や信頼性を向上させるためにはどうすれば良いのか、などについて検討しています。

研究に関するキーワード

  • 情報通信
  • 自律分散型ネットワーク
  • センサネットワーク
  • IoT (Internet of Things)
  • 光無線通信、光強度変調
  • BLEを用いた屋内位置推定

研究室生活

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